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2008年5月30日
アクサ生命保険株式会社(本社:東京都港区)は、2008年5月30日、日本の会計基準に基づく2007年度(平成19年度)の業績を発表しました。2007年度は、最優先課題として保険金・給付金等の支払調査と追加支払に全社を挙げて取組み、顧客サービス基盤の強化に注力しました。また営業面においては、顧客ニーズや保険税務等の環境変化に対応して個人年金保険や医療保険商品の販売を拡大し、販売商品構成のシフトを行いました。
個人保険・個人年金保険の新契約の年換算保険料(ANP=Annualized Net Premium)は前年比5.4%減の604億円となりました。そのうち個人保険の新契約年換算保険料は、保険税務上の取扱いに不確実性が高まった逓増定期保険を販売停止としたことなどにより、全体では同31.5%減の375億円と減少したものの、長期定期保険(同124.8%増の79億円)や8月に新商品を投入した終身医療保険(同29.1%増の110億円)では販売が拡大しました。個人年金保険では、リタイアメント市場に向けた新型の円建て変額個人年金保険の販路拡大によって、同153.8%増の228億円となりました。
個人保険・個人年金保険の保有契約の年換算保険料は、個人年金保険の増加(前年比10.7%増の1,139億円)により、同1.7%増の4,957億円となりました。
保険料等収入は、変額個人年金保険の販路拡大に伴う増収が牽引し、前年比1.2%増の6,645億円となりました。
資産運用においては、市場環境が不安定かつ低迷する中、ALMにフォーカスし、リスクとリターンをコントロールした運用を行った結果、利息・配当金等収入が1,048億円と堅調な水準を維持し、特別勘定資産運用損益等を除く資産運用収支は979億円のプラスとなりました(前年度は960億円)。
2007年度の収支状況は、基礎利益が、529億円(前年度は688億円)、当期純利益は63億円(同181億円)となりました。
2007年度末のソルベンシー・マージン比率は1,007.8%(前年度末1,164.5%)となり、充分なレベルを維持しています。また、アクサ生命は、S&Pの保険財務力格付けで「AA」(アウトルック:安定的)1)と、強固な財務力を維持しているとの評価を受けています。
注:1)格付けは2008年5月30日現在
アクサ生命の代表取締役社長、ポール・サンプソンは、次のようにコメントしています。「2007年度は販売、運用ともにチャレンジングな環境であったが、カスタマー・セントリック(顧客中心)という原則に立ち返り、顧客サービス基盤の強化と顧客ニーズに対応した商品構成のシフトに注力した。主力の中小企業マーケットや医療保険分野においては、長期定期保険や新たに投入した限定告知型終身医療保険の販売を、各々拡大することができた。また、2007年1月に投入した円建て変額個人年金保険についても、銀行窓販における提携先を10行と拡大したほか、専属営業チャネルや代理店営業チャネルにも投入し、保険料等収入の増収に寄与した。」さらに、「2007年度は保険金・給付金等支払調査と再発を防止する体制の構築に総力を挙げた。今回の支払調査および追加支払いから得られた貴重な経験や教訓を活かして、顧客接点のマネジメントを強化するとともに、顧客サービス基盤のさらなる改善・強化に取り組んでいきたい。」と述べています。
日本の会計基準は、AXAグループが連結会計で採用している国際財務報告基準(IFRS)とは異なります。従って、本日発表した日本の会計基準における数値は、AXAグループの連結会計の数値とは異なります。
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