アクサ生命
2010年度（2010年4月1日～2011年3月31日）の業績を発表

重要：

2009年度の数値については、アクサ生命と旧アクサフィナンシャル生命（2009年10月1日付でアクサ生命と合併）の合算値を記載しております。
以下の業績は日本の会計基準に基づくものであり、AXAグループに連結する際に用いるIFRS（国際財務報告基準）ベースの数値とは異なります。

アクサ生命保険株式会社（本社：東京都港区、代表執行役社長兼CEO：ジャン=ルイ・ローラン・ジョシ）は、2011年5月26日、日本の会計基準に基づく2010年度（平成22年度）の業績を発表しました。

2010年度アクサ生命は、未曾有の大震災による例外的な影響を受けたものの、安定的な収益力を確保するとともに、強固な資本基盤を堅持しました。

収益指標

基礎利益は434億円となりました。東日本大震災による保険金支払いの影響を除くと、前年度比96.9％と、安定したレベルとなりました。
純利益は、主に有価証券等の売却益の増加により、前年度比74.8％増の914億円となりました。

財務基盤

ソルベンシー・マージン比率は1,042.1％、新基準でのソルベンシー・マージン比率は608.4％となりました。
実質純資産は、5,293億円と、前年度末の5,248億円から増加しました。
S&Pの保険財務力格付けは、AXAグループの戦略的に重要な中核子会社として「AA-」（アウトルック：ネガティブ）＊を取得しています。
- ＊格付けは2011年5月26日現在

年換算保険料

新契約年換算保険料は717億円となりました。2010年4月の税制改正に伴い、前年度末にかけて変額個人年金保険の販売が一時的に増加したこと、また、販売商品構成の見直しに伴い一部商品の販売を停止したことなどを要因として、前年度の1,242億円から減少しました。
保有契約年換算保険料は5,566億円となりました。

アクサジャパンホールディングおよびアクサ生命の代表執行役社長兼CEO、ジャン=ルイ・ローラン・ジョシは、次のようにコメントしています。「3月11日に発生した東日本大震災と津波によって、日本は未曾有の大惨事に見舞われた。その影響にもかかわらず、2010年度アクサ生命は、安定的な収益力を確保した。厳しい環境下においても力強い業績をあげることができたのは、事業効率の向上と効果的な投資ポートフォリオの管理、収益性の高い商品へのシフトなど、アンビションV戦略に沿って、戦略的な取り組みを実行してきたことによるものである。また、厳格なALMに基づく堅実なリスク管理によって株式市場のマイナスの影響を回避し、安定した支払い余力を確保するとともに、強固な資本基盤を堅持した。また今年度、医療保障および死亡保障分野の保険金・給付金を約950億円、年金や満期保険金を約1,440億円お支払いし、お客さまとそのご家族の生活をサポートした。」

さらにローラン・ジョシは次のように述べています。「日本はアクサグループにとって戦略的に重要な市場であり、日本の事業に対するアクサのコミットメントは以前にも増して強固である。保険事業の根幹は予期せぬ出来事からお客さまをお守りすることである。今回の震災を通じて、保険会社としてお客さまに的確なアドバイスをご提供し、適切な保障をお選びいただくことの大切さを実感している。私たちアクサ生命は、お客さまに的確なアドバイス、的確なソリューションをお届けし、常にサービスの質の向上を図っていく。そして、アンビションV戦略を着実に実行していくことによって、日本において選ばれる企業となることができると確信している。」